目に眩しい白いリムジン ★大スター★への道を着々と歩んでおられる皆様

今日はレコーディング、ヴォーカル録りで緊張気味のHIDE。
のど飴、蜂蜜は必須アイテム。
このお姉ぇさん、怖いのよ 「お早うございます。よろしくお願いします。」

と、神妙な面持ちでレコーディングスタジオへ。
ブースは二つあるので、好きな方へ入る。
(適当だなぁ)
余裕ゼロ、顔も強張ってますよ 初のCD発売へ向けてのヴォーカル録りとあって、心臓がバクバク、足はカクカク。

めでたく三ツ星スターに昇格、ROCKな歌を収録できるようになりました。
イメージは分かりますが…具体的にはどんな音? 綿密な打ち合わせ。

「いかにも悪そうなヤツが咥えタバコでベースを引っかいている、という音ください。」

など…
初めてにしちゃぁ、良い具合じゃない? ♪Hey baby scratch your number-on my electric cucumber〜♪

と、気分はまさに★ロックスター★
美声(?)を張り上げ、本人は大満足で口をパクパク。
プロは厳しいです が、プロデューサーはお気に召さなかったようで強烈なダメ出し。

「壊れたマシーンより酷いな!
ド素人以下だよ、まったく!!」


ああ、怖い。
ああ、やっちゃいました。最悪 で、再び気を取り直して歌うHIDEちゃん…ですが…

「ああ、ダメダメ!!時間の無駄!!出直して来いっ!!!」
プロは甘くない、と実感 HIDEちゃん、どっと落ち込む。
本業はギター弾きなんだ…と何度も呟いて心を鎮める。
少し上向き気分になったところで……
収入0、で、出費が65シムオリオン 気分転換は大事、とスチームバスを利用してみると、 隣にも誰か来た。
誘われているHIDEちゃん なんか会話をしなくちゃな、と話しかけるHIDE。

「やっぱ、ROCKはいいですよねー?」
「…激しいね、君。」
「…あの、いつもどんな曲を聴いてます?」
「僕の家に来て二人で聴いてみる?ふふ。」

なんだか、話しが違う方向へ……
実際そういうこともあるみたいで… ああ、さっぱりしたなぁ…と一人ごちていると……

「ねぇ、プロデューサーを紹介してあげましょうか?」
「…は?」
「一晩付き合えば、明日は★スター★よ。どう?」
「け、結構です…あ、あの、間に合ってます…」

と、たじたじのHIDEちゃんです。
怪しげなお誘いが一杯のスタジオタウン。
どうも男娼と間違われているようで で、お迎えのリムジンを待っていると、ここでもナンパ。

「君、可愛いね…いくら?」

辟易しているHIDEちゃんです。
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