台風は温帯低気圧に変わる?
PATAさんの大きい懐、さりげなく優しい 「PATAァ、オレさぁ…」
「もう、分かってんだろ? どうしたら良いのか。 最近落ち込んでるのは、そのせいと見た。」
「……」
大将とは最初に仲直り 「ごめんね、よっちゃん。」
「オレには謝らなくていいよ。」
「何が一番大事なのか、分かったよ…」
「多分、それはオレにとっても大事なものだと 思うよ。」
円満解決を望む皆様 Y 「HIDEのことなんだけど…」
P 「本人はもう分かっていると思うよ。」
H 「でも、HIDEさん照れ屋ですからね…」

修理も全て済んで日常が戻ったので、ゆっくりジャグジー の三人様。
HIDEちゃん、照れくさいの? 翌日、TOSHIくん意を決した様子。

「HIDEちゃん、話しがあるんだ。」
TOSHIくん、最後の決断? 「なぁ、こんなことしててもしょうがないだろ? 君がどうしてもオレを許せないというんなら、 オレはこの家を出るよ。」

THOSIくんの爆弾発言に皆さんびっくりさぁ。
TOSHIくんだってここに居たいのさ 『この家に越してきてから何年経つんだろう ……』

しみじみと自分の暮らしてきた部屋を眺めるTOSHIくん。 HIDEちゃんの作った煙草の焼け焦げとか、YOSHIKIが 破壊した壁の穴とか、PATAが…HEATHが…
ほら、HIDEちゃん!なんとかしなくちゃ! 「じゃ、オレ行くわ。今まで楽しかったよ。 ありがとう…な。」

皆様、言葉も無く苦い思い。
くーっ!さみしぃ! 林家の玄関を出るTOSHIくん。
その胸に去来するものは何であったろうか…??
ああ、良かった。やっぱりそうこなくっちゃ! 「おい、待てよ!」

あ、やっぱりここで動くのはHIDEちゃんだと思って ました。

「オレ達から離れて、行く所なんかあるわけないだろ!?」
HIDEちゃん、必死! 『そんなこと分かってるよ…ココがオレの居場所だって ことも…』

「…TOSHI…行くなっ!」
心の内をぶちまける 「オレが悪かったよ。つまんない意地なんか張っちゃって。 もっと早くTOSHIとこうして話すべきだった。」
「…HIDEちゃん…」
大事なモノはちゃんと守らないと! 「オレらの絆は何よりも強いはずだよね。」
「…HIDEちゃん、本当にそう思ってくれてるんだ…」
「当たり前だろ。こっ恥ずかしいから、こんなこと 二度とオレに言わせるなっ!」
今回の台風は無事過ぎた… 「さ、身体が冷えたから、一杯呑んで暖まろうや。」

PATAさんの一言で、一件落着のこの騒動。
終わり良ければすべて良し……なのか?
そうあって欲しいものですがねぇ……
野分けが吹いて秋が深まるように、 林家にも嵐が来て深まる絆。
その夜は遅くまで風の中に佇む大将の姿が ありましたとさ。

     『AUTUMNAL BREEZE』完!
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